イギリスのインデペンデント・スクール(いわゆるボーディングスクール)終了後、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学などラッセルグループと呼ばれる世界最高峰の大学を目指すだけではなく、日本に帰国して『帰国子女枠での大学進学』を選択する方法もあります。
『帰国子女枠』での入試については、それぞれの大学により選考基準が異なっています。イギリスでの正規留学を終了した学生に対しては、学部学科により求められるA-レベル評価に違いがありますので、日本での大学進学を選択肢として残す場合は、事前に希望する大学(学部/学科)での受験のための必須科目をチェックしておきましょう。
基本的な資格基準としては、『2年間以上継続して海外で学校教育を受けた者』というのが一般的です。
下記の例を参考に、留学終了後の進路について早めに長期計画を立てましょう。
- 海外で教育を受けた受験生の学歴背景を尊重し、能力・適性等を多面的に評価することで、広く多様性のある優秀な入学者受入れをすべく、1979年4月から帰国性対象入学試験を実施している。
- WEBエントリー期間 2021年7月8日(木曜日)10:00~7月20日(火曜日)15:00
- 募集人員は年度、学部、学科により異なります。『若干名』とされる学科が多いですが、学科によっては『20名』などと正確な人数枠を設けていることもあります。
- 必要とされる成績基準
- GCE (General Certificate of Education) A-レベルにてE判定以上の成績を取得した3科目
- 経済学部 / 商学部 数学を含む3科目
- 法学部 日本語を除く3科目
- 医学部 / 薬学部 数学および他の自然科学系の科目を含む3科目
- 理工学部 数学、物理学、化学の3科目を含むこと
- GCE (General Certificate of Education) A-レベルにてE判定以上の成績を取得した3科目
以上、『慶應義塾大学 2021 /2022年度 帰国生対象入学試験募集要項』より抜粋